詩人アンドレ・ブルトンが物乞いに ある言葉を贈った有名な話があるそうです。
彼がニューヨークに住んでいた時 いつも通る街角に黒メガネの物乞いがいて、首に下げた札に
私は目が見えません
とありました。でも通行人はみんな素通り、お碗にコインはほとんど入っていません。
ある日、ブルトンは その下げ札の言葉を変えてみたらどうか、と話しかけました。
物乞いは「旦那のご随意に」・・・ブルトンは新しい言葉を書きました。
それからは、お椀にコインの雨が降りそそぎ、
あまつさえ 通行人たちは同情の言葉をかけていくようになりました。その新しい言葉は、
春はまもなくやってきます。
でも、私はそれを見ることができません。
意味することは同じなのに、言葉によって人の心と行動までが違ってくるのですね、
深く受け止めました。





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